天文ガイドと星ナビ

3月号の天文ガイドと星ナビに入選することができました。
どちらも、タイムラプス用に撮影した画像の使い回しです。
星のソムリエ®の資格取得のために山形大学に受講の際に撮影した画像です。翌日、熊の出没地と聞いてびっくりしました。
☆天文ガイドに入選した画像

タイムラプス動画(画像をクリックするとYouTubeに移動します)
[youtube width=”480″ height=”260″]https://youtu.be/DOzsOPYIT08[/youtube]
星ナビの方は、タイムラプスで富士山にM42がのぼるところをリアルに見せたかったので、ISO12800、F2、露出2秒という設定で撮影したものです。HKIR改造(ハヤタ・カメララボ)の効果もあり、思い通りの画像を得ることができました。
☆星ナビに掲載していただいた画像

タイムラプス動画(画像をクリックするとYouTubeに移動します)
[youtube width=”480″ height=”260″]https://youtu.be/Lxib8FB3cgw[/youtube]
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星景写真撮影用カメラのHKIR改造について

今でこそ星景写真のIR改造機での撮影は普通のこととなっていますが、数年前までは「景色が赤くなってしまう」「普通の色に戻すには高度な現像技術が必要」などの風評により、星景写真にIR改造機を使用する方はいませんでした。(実際にIR改造は天体専用なので一般風景用の調整は不要とする業者や技術者がいたようです。)
6年前、デジタル一眼で星景写真を撮り始めたころは、EOS5DⅡを使用していました。高感度の写りがよくてもフィルム時代のようなカラフルな写りがないのを残念に思っていました。しかし、天体写真を撮影する友人たちの影響もあり、当時天体撮影用として登場するEOS60Dαが星景撮影にも使えないかと考えました。発売と同時に購入して星景写真専用に使うようになりました。
ちょうどその頃にタイムラプスを始めたこともあり、YouTubeのアップ動画にバーナードループが写ったり、M42がピンク色に写ったりしていることに多くの疑問が投げかけられ、またその珍しい写りに称賛を得ることができました。
EOS60Dαの使用以外にも、タイムラプスの撮影に赤道儀を使用したり、また極軸を天頂に向けてパン移動に使用したりしていたのが幸いしたのでしょう。固定撮影とは違う流れのない星とHα領域を写すことができたのでした。
◎YouTubeにアップをはじめたたころのタイムラプス動画
[youtube width=”480″ height=”270″]https://www.youtube.com/watch?v=AlTlKKJjYHY[/youtube]
◎美ヶ原がタイムラプスで有名になるきっかけとなったらしいタイムラプス動画
[youtube width=”480″ height=”270″]https://youtu.be/iDvWpdv5lKg[/youtube]
当然、天体写真で当たり前に行われているコンポジットもタイムラプス用に連続で写した星景画像をDSSで試してみました。のちに天体撮影から参入した天体写真の大御所の方が風景と星空を別々にコンポジットして合成する手法に、やっぱり天文屋さんは同じことを考えるんだと感心しました。
さて、YouTubeのアップが順調になってきたこともあり、フェイスブックの天文系のグループを通して、浅草でクラッシックカメラの修理業を営み天文機材や天体写真に大変詳しい根本泰人さん、まだ天体写真を撮り始めて1年半といういわきの三本松尚雄さん(今は分子雲の撮影で天文雑誌の常連として超有名人)など、たくさんの方々(他にもすごい方がいっぱいいて書ききれませんのでゴメン!!)と知り合うことになりました。
◎2013年の年の瀬にフェイスブックを介して開かれたいわきでの星空観察オフ会
[youtube width=”480″ height=”270″]https://youtu.be/ky9pu5dzDic[/youtube]
天体写真撮影の大御所のみなさんの影響もあり、EOS6D購入をきっかけにして、いよいよ星景写真にIR改造したカメラを使用することになりました。
◎IR改造により赤い散光星雲を目立たせたタイムラプス動画
[youtube width=”480″ height=”270″]https://www.youtube.com/watch?v=PvbDX3-hu8s[/youtube]
その後、風評により改造に二の足を踏んでいた仲良しの前田徳彦さん(星景写真家としてiPhoneのアプリやその後「星の風景写真」(誠文堂新光社刊)という写真集を出す超有名人で「ししょー!!」)が、ついにIR改造に踏み切って、果敢にIR改造を生かした撮影をして公開。彼の知名度の高さにより、「星景写真もIR改造でより美しく撮れる」とこれまでの醜い風評を崩すことができたのです。
◎前田さんがIR改造に踏み切るきっかけとなったらしい一切経山にしずむ北アメリカ星雲の写っているタイムラプス動画
[youtube width=”480″ height=”270″]https://youtu.be/iK6lXuZoMaE[/youtube]
「IR改造機での撮影は見た目の空と違っておかしい」「あんなに星空はカラフルに見えない」などの反論をいただくことがあります。
鳥の飛んでいる姿も走っている列車も時間を止めて写せるのが写真です。顕微鏡で拡大して写した微生物や望遠鏡で写した月はにせものでしょうか。
カメラだからこそ見える星空、カメラを通すからこそ見える景色、星空のある風景でいいのではないでしょうか。これからもカメラを通して見える星空、カメラを通さないと見えない星空のある風景を撮っていきたいと思います。
◎高画質の4Kでアップするようになったタイムラプス
[youtube width=”480″ height=”270″]https://youtu.be/kwBGQCJ6dOU[/youtube]
◎フジテレビの月9ドラマのエンディングに採用されるきっかけとなったタイムラプス
[youtube width=”480″ height=”270″]https://youtu.be/UAwJaL2wyJ4[/youtube]
・・・なぁ~んて、自分の影響が大きいぞと自慢ぽく誇張して書いちゃいましたが許してぇ~^^;

私がカメラのIR改造をお願いしたところ
ハヤタ・カメララボ
http://www.hayatacamera.co.jp/astrophotography/
ご自身が天体写真マニアのため親身に相談にのってくれます。また、大変高価で精密なクラッシックカメラを扱っているスタッフ・技術者の手による改造とあって、とても丁寧な作業なので大変信頼してお任せしています。

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シグマ14mmF1.8星像テスト

先日購入したシグマの14mm F1.8 DG HSM Art、星景写真用としてはたして開放から使用できるのか、それとも、どの絞りから使用できるかをテストするために、静岡県朝霧高原に撮影に出かけてきました。
※追記:一度きりの試写ですし、気温やカメラの個体差などの影響も十分あり、これがすべてではないので、話のネタぐらいに見てください。実際、他の方のテスト撮影とは、違う写りだそうです。
【共通データ】※画像のリンク先はピクセル等倍の画像です。
カメラ CANON 6D HKIR改造 ISO3200 露出30秒 ポラリエにて恒星追尾
F1.8

F2.0

F2.2

F2.5

F2.8

参考 SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD
F2.8

比較しやすいように並べてみました。
コマ収差に関しては、F1.8とF2.8の差はさほど感じませんでした。これは主観なのですが、全体の画像ではF1.8の方が少し眠い感じというかボテッとした感じがします。ついでにタムロン15-30とも比較してみました。周辺像は圧倒的にタムロンの方がコマ収差もなく良像です。ただし、この画像を見てお気づきになったでしょうか、タムロン15-30の開放値の画像がシグマのF2.8で撮った画像よりも暗くなっています。同じF値、感度で撮影しても実際の明るさは違うのです。もし、シグマのしぼり値をタムロンの明るさに揃えて、たとえばF3.5ぐらいに絞ると、タムロンと同じような良質な画質になるかもしれません。これも実写で試すしかありません。
今回の実写から見て、明るさを優先するならシグマの14mmF1.8を開放で使用する。良像を期待するなら、ズームも使えるタムロン15-30mmF2.8ということになるでしょう。とかくスペックやメーカーのコピーに踊らされてしまいますが、どのレンズがいいかは、撮影者が主体的に自分の撮影スタイルに合ったレンズが一番よいレンズということなのでしょう。
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ニッコウキスゲと星空

花のある星空の撮影には、花をきれいに写すためのライティングが必要です。
しかし、ライティングは星空に光を放つことにつながるので、天の川を守る私たちの姿勢に反するものです。花も星空もきれいに撮りたい。しかし、環境を乱す行為は、極力避けたい。ましてや、そのライトアップをした撮影をまねして、夜の桜の撮影のように自分本位なライトアップ撮影が横行することも心配です。
だからと言って、自分でライトを当てなければいいと偶然通りかかった車や観光客のライトでの撮影も詭弁とし捉えられてしまいます。そこで、ライトアップに代わる自然光の月明かりを利用して撮影します。どんな月でもよいという訳でありません。満月近い月では明るすぎてしまいます。クッキリとした天の川を同時に写すには、上限前や下弦後の月明かりが適しています。昨夜は、ちょうど下弦の月、雲の多い空なのでロケハンを兼ねた撮影に行ってきました。
来週末までに晴れれば、本番の撮影に臨みたいと思います。
ニッコウキスゲと天の川

月出の高原

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星景写真部

フェイスブックに、星景写真に特化したグループ「星景写真部」をつくりました。
天文雑誌の常連さんや星空に興味のある初心者の方まで、幅広い方々が集まっています。↓
https://www.facebook.com/groups/1485097931565660/
将来は、グループで写真を見せ合ったり、親睦を兼ねた撮影合宿を行ったりするオフ会も予定しています。星空のある風景に興味のある方は、お暇なときに遊びに来ていただければ幸いです。

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八島湿原と流星群

4月の最後の週末に、長野県霧ヶ峰高原にある八島湿原に撮影に出かけました
前日に冬季閉鎖からの開通とあったので、まだ雪がたくさん残っているものと思っていましたが、道路を横に除雪した雪が積まれている以外には雪が無く、快適なドライブとなりました。
当日は、ちょうどこと座流星群の極大日ということで、流れ星も多く写すことができました。

こと座流星群 1

こと座流星群 2

月出の天の川
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月夜のあんずの里

桜の名所が夜も人が溢れているということを聞き、春を求めていろいろと調べてみました。山里全体がピンクのあんずの花が溢れ出しているような「あんずの里」
とても素敵な景色を見ることができました^^

里にはいったい何本のあんずの木があるのでしょう。
どこもどこも、春色が溢れていました。

突然、真夜中の山里にサイレンが響き渡り炎があがりました。
けが人が出なかったことを願うばかりです。お見舞い申し上げます。

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星景スライドショー☆

たまってしまった画像の処理が億劫でタイムラプスのアップは停止中です
息抜きと春の銀座の写真展の練習を兼ねて、星景写真のスライドショーをつくってみました
画像の選択も順番も行き当たりバッタリのめちゃくちゃです^^;;
[youtube width=”420″ height=”260″]https://youtu.be/SHWMWsG6ios[/youtube]
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阿智村☆星空の里

今夜、いつもより早く帰れたのでテレビをつけてみると、阿智村の特集をしていました
最新鋭の電照を楽しんだあと、カウントダウンですべての照明を消して星空を楽しむというイベントの紹介でした
スキー場が終了後に続々と車が集まり、入場券を購入してイベントに参加します
敷物を敷いて星空を眺める姿、笑顔がとっても良かったです^^//

この冬に阿智村で撮影した星空です^^//
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水鏡の中のオリオン☆

年が明けて、気づけばもう9日、成人の日。
今年は、どんな星空と出会えるか夢だけは大きくいきたいものです。
この年末年始は天候に恵まれたおかげで3度も遠征に出かけることができました。
と言っても、関東近郊から離れることはできませんでした^^;;


最初は、西湖での撮影です。
北関東、北信濃のGPVの予想が悪く、山梨・静岡方面からの場所選びでした。
その中でも、これまで一度も天候に恵まれなかった西湖に決めて車を走らせました。
西湖につくと、ロケハンで決めていた場所に車が2台すでに停まっていたので、別の場所を
探すことにしました。
ずぅっと左に回ったところにボートを係留する浮桟橋があったので、その近くで撮影をしました。
空の状態がよく、高所並みの星空に仕上げることができました。

次は、長野県の阿智村です。
天気予報では、雪マークと晴れマークの境目、雪景色の星空を期待して出かけました。
近くに高速の出口がないことと、事前の下調べをしなかったこともあり、数十キロ先の中津川
ICまで行って、戻ってくることになってしまいました。
そのせいもあり、到着したのは深夜になってしまいました。
目的地に着くと、雪が舞っているものの星がたくさん見えています。
しかし、冬の星座が進む方向が異常に明るくなっています。
どうやらお正月シーズンに合わせて、徹夜で降雪機を動かしているようでした。
二晩目は、積もった雪が解けてしまいましたが、素晴らしい星空に恵まれました。


この撮影の帰りに次回のためのロケハンとして寄ったところに、星景撮影者に対する苦言を
綴った看板がありました。
道をふさいだ撮影、夜中のおしゃべり、車の乗り入れ、ましてやライティングなど、住民の方には大変迷惑なことなのでしょう。
地元の方に迷惑をかけないように、細心の注意をもって、また写させていただいている気持ちで撮影しようと改めて心に誓いました。

そして、最後は山中湖からの星空です。
富士五湖では、河口湖が残っていたのですが、昔ながらの天文屋のせいか、少しでも星空がきれいな場所へとなってしまいます。
パノラマ台はメジャーになって人が多そうだったので、キララの大きな駐車場に車を停めて、オリオン座が富士山の上に架かるのを待ちました。
ここで驚いたのは、灯りを煌々とつけてカメラのセットをして撮影する方が増えたことです。
自分の撮影の際は、当然消すので影響はないのでしょうが、回りの方の困っている様子が大きな独り言で伝わってきました^^;;
山中湖の星空は、まだ現像中。次回へつづく
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