天文ガイド2018年2月のYouTubuチャンネルで星景タイムラプス動画を紹介していただきました。
本来は、デジタル版の特典のようですがYouTubeなので直接見ることもできます。
北軽井沢スウィートグラスのスターパーティー(望遠鏡メーカーのビクセンが協力)というイベントで使用していただいた動画です。
浅間山麓の北軽井沢、嬬恋、東御の冬の星空をHKIR改造したカメラで撮影しました。
[youtube width=”425″ height=”240″]https://youtu.be/j_kAIE-qRrA[/youtube]
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「撮影機材」カテゴリーアーカイブ
星景写真撮影用カメラのHKIR改造について
今でこそ星景写真のIR改造機での撮影は普通のこととなっていますが、数年前までは「景色が赤くなってしまう」「普通の色に戻すには高度な現像技術が必要」などの風評により、星景写真にIR改造機を使用する方はいませんでした。(実際にIR改造は天体専用なので一般風景用の調整は不要とする業者や技術者がいたようです。)
6年前、デジタル一眼で星景写真を撮り始めたころは、EOS5DⅡを使用していました。高感度の写りがよくてもフィルム時代のようなカラフルな写りがないのを残念に思っていました。しかし、天体写真を撮影する友人たちの影響もあり、当時天体撮影用として登場するEOS60Dαが星景撮影にも使えないかと考えました。発売と同時に購入して星景写真専用に使うようになりました。
ちょうどその頃にタイムラプスを始めたこともあり、YouTubeのアップ動画にバーナードループが写ったり、M42がピンク色に写ったりしていることに多くの疑問が投げかけられ、またその珍しい写りに称賛を得ることができました。
EOS60Dαの使用以外にも、タイムラプスの撮影に赤道儀を使用したり、また極軸を天頂に向けてパン移動に使用したりしていたのが幸いしたのでしょう。固定撮影とは違う流れのない星とHα領域を写すことができたのでした。
◎YouTubeにアップをはじめたたころのタイムラプス動画
[youtube width=”480″ height=”270″]https://www.youtube.com/watch?v=AlTlKKJjYHY[/youtube]
◎美ヶ原がタイムラプスで有名になるきっかけとなったらしいタイムラプス動画
[youtube width=”480″ height=”270″]https://youtu.be/iDvWpdv5lKg[/youtube]
当然、天体写真で当たり前に行われているコンポジットもタイムラプス用に連続で写した星景画像をDSSで試してみました。のちに天体撮影から参入した天体写真の大御所の方が風景と星空を別々にコンポジットして合成する手法に、やっぱり天文屋さんは同じことを考えるんだと感心しました。
さて、YouTubeのアップが順調になってきたこともあり、フェイスブックの天文系のグループを通して、浅草でクラッシックカメラの修理業を営み天文機材や天体写真に大変詳しい根本泰人さん、まだ天体写真を撮り始めて1年半といういわきの三本松尚雄さん(今は分子雲の撮影で天文雑誌の常連として超有名人)など、たくさんの方々(他にもすごい方がいっぱいいて書ききれませんのでゴメン!!)と知り合うことになりました。
◎2013年の年の瀬にフェイスブックを介して開かれたいわきでの星空観察オフ会
[youtube width=”480″ height=”270″]https://youtu.be/ky9pu5dzDic[/youtube]
天体写真撮影の大御所のみなさんの影響もあり、EOS6D購入をきっかけにして、いよいよ星景写真にIR改造したカメラを使用することになりました。
◎IR改造により赤い散光星雲を目立たせたタイムラプス動画
[youtube width=”480″ height=”270″]https://www.youtube.com/watch?v=PvbDX3-hu8s[/youtube]
その後、風評により改造に二の足を踏んでいた仲良しの前田徳彦さん(星景写真家としてiPhoneのアプリやその後「星の風景写真」(誠文堂新光社刊)という写真集を出す超有名人で「ししょー!!」)が、ついにIR改造に踏み切って、果敢にIR改造を生かした撮影をして公開。彼の知名度の高さにより、「星景写真もIR改造でより美しく撮れる」とこれまでの醜い風評を崩すことができたのです。
◎前田さんがIR改造に踏み切るきっかけとなったらしい一切経山にしずむ北アメリカ星雲の写っているタイムラプス動画
[youtube width=”480″ height=”270″]https://youtu.be/iK6lXuZoMaE[/youtube]
「IR改造機での撮影は見た目の空と違っておかしい」「あんなに星空はカラフルに見えない」などの反論をいただくことがあります。
鳥の飛んでいる姿も走っている列車も時間を止めて写せるのが写真です。顕微鏡で拡大して写した微生物や望遠鏡で写した月はにせものでしょうか。
カメラだからこそ見える星空、カメラを通すからこそ見える景色、星空のある風景でいいのではないでしょうか。これからもカメラを通して見える星空、カメラを通さないと見えない星空のある風景を撮っていきたいと思います。
◎高画質の4Kでアップするようになったタイムラプス
[youtube width=”480″ height=”270″]https://youtu.be/kwBGQCJ6dOU[/youtube]
◎フジテレビの月9ドラマのエンディングに採用されるきっかけとなったタイムラプス
[youtube width=”480″ height=”270″]https://youtu.be/UAwJaL2wyJ4[/youtube]
・・・なぁ~んて、自分の影響が大きいぞと自慢ぽく誇張して書いちゃいましたが許してぇ~^^;
私がカメラのIR改造をお願いしたところ
ハヤタ・カメララボ
http://www.hayatacamera.co.jp/astrophotography/
ご自身が天体写真マニアのため親身に相談にのってくれます。また、大変高価で精密なクラッシックカメラを扱っているスタッフ・技術者の手による改造とあって、とても丁寧な作業なので大変信頼してお任せしています。
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星景撮影用レンズはどれがいい?
群馬県の嬬恋村で撮影してきた星景タイムラプスです。下の写真をクリックするとYouTubeに移動します。BGMあり、音声注意です。
[youtube width=”460″ height=”240″]https://youtu.be/nYQ90LqKvl0[/youtube]
新しくシグマの14mmF1.8のレンズを導入したところ、質問が寄せられていたのでタイムラプスの場面で詳細を紹介します。
①0-8秒 CANON EOS6D HKIR改造
TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD ISO6400 F2.8 30秒
②8-20秒 CANON EOS6D HKIR改造
CIGMA14mm F1.8 DG HSM ISO6400 F1.8 20秒
③27-32秒 CANON EOS6D HKIR改造
SAMYANG 12mm F2.8 FISHEYE ISO6400 F2.8 40秒
④47-57秒CANON EOSKissX7i HKIR改造
SAMYANG 10mm F2.8 ED AS NCS CS ISO3200 F2.8 30秒
いかがでしょうか。私的には、どれも素晴らしい星像ですが、APS-Cとフルサイズカメラの差の方が気になります。次の新月期には、新しく購入したカメラも使ってみたいと思います。
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ソフトフィルターをつけて冬の星座を撮ろう!!
冬の星座は、ソフトフィルターを使うとカラフルでとっても美しいです。
ということで、今回は、この星景用の神レンズ、タムロン SP 15-30mm F/2.8 Di VC USDにソフトフィルターをつけてみます。
このレンズは、超広角によくある通称「出目金レンズ」、フィルターをレンズの前にはつけることができません。そこで、レンズの後ろに貼り付けられるLee Soft Filterを用意しました。一番欲しいNo.2が単独販売されていないので、こちらのセット品を買うことになります。一時、生産を止めていたようですが、新しいパッケージになって再登場したようです。再登場時は値段も少し安くなっていました(8,861円で購入)が、今は、もとの13,000円台の値段に戻ってしまいました(涙;)。
まず枠に両面テープで貼りつけてあるので、だいたいの大きさに切ります。そしてレンズの後ろにのせて、マジックで印をつけてからレンズのうしろの形に合わせて切ります。
レンズのうしろに貼り付ける粘着剤として「ひっつき虫」を用意しました。剥がせるタイプの両面テープでも大丈夫でしょう。
レンズのうしろの枠に「ひっつき虫」を貼り付けていきます。 4か所「ひっつき虫」をつけた上に、先ほど用意したLee Soft Filter No.2をのせ、上から指で押して完成です。
※追記 「ひっつき虫」の粘着力が高く、この量だとフィルターの着脱が大変です。この後に、半分に減らしました。
どうやらニコン用のフィルターボックスが作れないのでこのレンズのうしろ用のフィルターボックスがないようです。シグマの新しい14mmF1.8レンズでは、キヤノン用のみレンズのうしろに取り付けられるフィルターボックスを販売しています(後日、そちらの取り付け方法もアップ予定)。さて、後は撮影あるのみ。レンズにフィルターをしっかり押さえて止めないと、カメラの中に入り込んで取り返しのつかない故障になりかねません。どうぞ自己責任でお願いいたします。
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カメラの天体用改造
私のタイムラプス動画の撮影に使っているカメラは、すべて天体撮影用に改造してあるか、元々天体撮影用のカメラです。
デジタルカメラを使いだしてから、ピントと引き換えに色が淡白になったのが不満で、少しでもフィルム時代のように散光星雲が美しい色で出ないものかと思っていました。
はくちょう座デネブ付近の散光星雲
カメラ内部のフィルターを交換するという改造ですが、雑誌などを読むと普通の風景が赤くなるとか、ノイズリダクションが使えなくなるとか、いろいろな弊害があるという記事や感想があり心配でした。
カメラの修理をお仕事にされているFB友達に相談してみると、改造の方法によってはそんな心配はなく、普通に風景を写せるのはもちろん、キヤノンのカメラはノイズリダクションも可能とのことでした。
実際に一緒に記念撮影もしていただきました。
冬の星座の散光星雲が簡単に写ります^^//
富士山からのぼるオリオン大星雲M42
もともとは、クラシックカメラを修理する職人芸を持つ方が行う改造。一台一台丁寧に作業する改造は、内部の清掃からホワイトバランスの調整まできちんとされて戻ってくるので完璧。
この改造機を使用されている方の中には、連続で天文雑誌に入選する方や星景写真集を出されいる方もいます。
今回、正式に天体用にカメラの改造を取り扱うとお話がありました。
他の専門店では扱っていない改造も相談にのっていただけます。
私のFUJIのカメラも改造していただきました\^^/
↓興味のある方は、下のホームページをご覧ください。
ハヤタ・カメララボ
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